穂谷自然農園その後
茨木市の環境に取り組む団体でエコ連絡会が作られ、地産地消や農の活性化をテーマに活動が始まった。
まず、問題にしたのは、各小学校の生ごみ処理機だ。
導入されているが、1次処理(乾燥)のみで2次発酵させていないため、地域の畑での使用が難しく、多くの学校がどうしてよいか悩んでいる。
皆で何とか解決したいと悩んでいた時に当会会員の小寺さんと連絡が取れて、事情を聞いてもらったところ、穂谷へ受入れ可能という前向きなお返事をいただくことが出来た。
「茨木市内の生ごみを枚方までどう運搬するか」「教育委員会が話にのってくるかどうか」などの課題はあるが、解決の一案ではある。
会合での議論を深めるために、小寺さんに上武さんを紹介してもらい、穂谷自然農園を案内してもらった。
どんどん広がる堆肥作りの輪
2009年度NO.1会報にも載っているとおり、広大な土地を使った自然農法を行い、堆肥作り、EM菌を使った「ぼかし」を作っている。
堆肥は、パナソニック社員食堂残渣、枚方市駅前の馬糞や市内家庭の食品残渣、落ち葉、箕面の地ビール粕等々を、前回取材時より場所を広げて行われている。
馬糞やおがくずを入れているので、6ケ月~1年くらいかけて良質の堆肥にしていくという。
写真にある屋根等は廃材を利用していた。
受入れ能力は、まだまだ余裕があり、「市内外の生ごみはどんどん持ってきてほしい」と話されていた。
今現在、大阪ガスの食品残渣受入れの話が進んでいるとのことであった。
人のつながりや実績からどんどん堆肥作りの輪は広がっている。
ニワトリは12羽飼われているが、今年中に30羽くらいまで増やす計画で、日中は放し飼いをしており、エサは残渣や野菜くずを与え、水は、近くの川から引いている。
養鶏でも進展しそうだ。
人手はもっぱらWWOOF(ウーフ)
以前は、ボランティアとシルバー人材センターを使っていたが、シルバーへの支払いが100万円(1年間)にもなって、上武さんの儲けに匹敵するくらいになった。
そのために、ウーフジャパンに加盟し、人手を確保するように変えていった。
あまり知られていないが、イギリスで始まって日本には1994年に入ってきて、2002年からはインターネットで配信するようになった。
国籍に関係なく、有機農家を手伝って、1日6時間働く。
受入れ側(農家)は、彼等に宿泊と3食の提供する仕組みで、お金は出ない。
6日働いて1日休み。この休みを利用し、観光等をする。
日本に約300ケ所ある。
上武さんのところには、現在、フランス人が3人、日本人1人が暮らしている。
もちろん、農業経験が皆無な人も多いが、なまじ中途半端な知識がある人より初めて関わる人の方が戦力になるとのことだ。
「プータローのような人はウーファーにはなれない」「実際、良く働く」という。
家もエコに
家にお邪魔させていただくと、屋根は太陽電池パネルを設置し、独自の床暖房(熱源は廃材)を行っており、本当に感心させられた。
