大阪府中央卸売市場について
大阪府の中央卸売市場の食品残渣は、生ごみリサイクル施設(2001年平成〈平成13年〉8月稼働~2011年3月まで)で1次発酵がなされ、容量が1/10に分解されますが、
2次発酵されていないためこのまま肥料にはできず、引き取り手もないまま茨木市の清掃工場で焼却処理されていました。
この施設に、府は、利用料として1.1億円、他に、維持管理や焼却にも1.1億円支払ってきました。
当会は、食品残渣を資源として流通させていく必要があること、焼却に使うお金があるのなら1次発酵物を資源化すべきだ、と府の姿勢を質してきました。
また、府議会でも、この問題が取り上げられました。
2006年度〈平成18年〉、ようやく府として重い腰を上げ、1次発酵物を堆肥化するための入札を行い、2007年〈平成19年〉4月から業者による堆肥化事業がスタートしましたが、わずか3ヶ月で挫折してしまいました。
当会は、大阪府環境農林水産部流通対策室や中央卸売市場に赴き、申し入れ等を行うと共に、2011年度からはどうするのかを質してきました。
それ以降の経過ですが、2008年~2010年に掛けて競争入札が行われ、業者が決まり正常化しましたが、予算の関係で半期のみの業務となっています。
しかし、2011年度からどうするかの回答は何度聞いても「検討中」どまりでした。
2011年〈平成23年〉2月9日 中央卸売市場に赴き、回答を求めました。
これに対し、担当者は
「来年度から、法に基づく処理を行うとして、生ごみの内、『野菜ごみ』は食品リサイクル法の登録再生利用事業者に処分を委託する。
『魚あら』は小島養殖漁業生産組合(岸和田フィッシュミール工場)に引取ってもらう。」と回答しました。
また、外部からのごみが多いと批判されている「一般ごみ」については、見張り等の監視を強化すると共に、分別・資源化にも取り組んでいくとしました。
これは、年間約2億円掛っていた費用のうち、半分くらいがうくので、取り組みができるとのことでした。
私達からは、「監視強化は賛成だが、周辺道路への不法投棄にも目をひからせるべきだ。」
「分別・資源化は大賛成だが、一般ごみの成分分析を早急に行うことが大切で、そうでなければ、何をどう資源化していくかの方針も立てられない。」と意見を言いました。
さらに、担当者は、2012年度から、一部の業務を指定管理に移すことも明らかにしました。
委託や指定管理は最近の傾向なのですが、「どの職務を対象にするか充分精査すべきである。」
「全て民間委託にし、職員がデータや実態が把握できないことが無いように」と意見を言いました。
これから資源化の入札に進んでいきますが、私達としては、きちんと業務が推進されていくか注目していくことが大切です。
また、指定管理については、今後、業者選定や事業評価の委員会が作られていくと思われますが、そこに市民の代表が参加できるように働きかけることが必要です。
